草の根・人間の安全保障無償資金協力 新規案件(2件)の署名(11月28日)
令和7年12月3日
署名式出席者による記念撮影
署名式の様子
挨拶をする山元大使
11月28日、山元大使は当館において、令和7年度草の根・人間の安全保障無償資金協力として、ペルーの開発を支援する2件の新規プロジェクトに係る契約書の署名を行いました。
山元大使は、医療・教育・インフラの分野でのニーズに応えるために、資金協力を通じて地域社会に素早く大きな効果をもたらすという草の根無償資金協力の特徴に言及し、この日署名された案件がペルーの医療・消防体制の強化に寄与することを祈念する旨を述べました。
これらの支援は、日本が重視する人間の安全保障の確保につながる取組です。
各プロジェクトの概要:
(1)「リマ市サン・ルイス区サン・フアン・デ・ディオス診療所医療機材整備計画」
被供与団体:サン・フアン・デ・ディオス診療所
代表者:フェリックス・アクニャ・サモラ代表
ICU(集中治療室)の運用能力を強化し、より多くの患者を治療するために、人工呼吸器1台及び心電計1台を整備します。
(2)「リマ市、アヤクチョ州、クスコ州及びアレキパ州中古消防車整備計画」
被供与団体:ファイヤーマン・アンド・ヘルス・ホープ
代表者:マリア・フロレンシア・トゥニョケ・サンドバル代表
各地域の消防・救助活動の迅速化のために、中古水槽付消防ポンプ自動車4台及び中古救助工作車1台を供与します。