ペルー海外安全対策情報(2016年4月~6月:邦人被害例等)

2016/7/1
                    在ペルー日本国大使館
 
1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)全般
 リマ市・カヤオ市を中心に依然として強盗,窃盗の被害が昼夜を問わず多発している。信号待ちの車両の窓ガラスを割って車内の荷物を持ち去る「窓割り強盗」や,通行中の歩行者のバッグ等所持品を狙った「路上強盗(ラケテオ)」,「ひったくり」,営業中のレストラン等に押し入る「レストラン強盗」等の発生が見られる。また,強盗被害に遭った被害者が抵抗したことにより殺害される事件も発生していることから,万一,強盗被害に遭った場合は抵抗することなく,身の安全を優先することが肝要である。
 
(2)邦人被害例
ア (置き引き)4月27日午前11時頃,邦人旅行者がリマ市サンフアン・デ・ルリガンチョ区のボスケ市場内のレストランで食事中,右隣の席の人に話をかけられ,その隙に左側の席に置いておいた鞄を盗まれた。
イ (空き巣)5月1日午後2時頃,リマ市在住の邦人が週末に外出して帰宅すると,金庫が破られ現金等がなくなっており,テレビ等の電化製品も盗まれていた。犯人は,使用人が外出してから家人が帰宅するまでの1時間半足らずの間に,通りに面した玄関のドアをこじ開けて留守宅に侵入するとともに,ガレージに車を乗り入れて外から見えない状態にして盗品を搬出した模様。被害当日は,自宅のアラームはセットしていなかった。また,家人は,帰宅予定時間を誰にも告げておらず,犯人は短時間で侵入し目当てのものを盗み出しており,計画的な犯行と見られ,手引きをしたものがいる可能性も排除できない。
ウ (ホテル客室侵入盗)5月3日午後3時頃,邦人旅行者がリマ市マグダレナ・デル・マル区のホテルから外出して部屋に戻ると,室内に置いておいたスーツケースのロックが壊されており,中にあった貴重品を盗まれた。
エ (置き引き)5月11日午後1時頃,邦人旅行者がリマからイカにバスで移動中,車内の荷物棚においておいた鞄を盗まれた。
オ (タクシー強盗)6月10日午前3時頃,邦人旅行者がペルー人男性とともに,リマ市バランコ区で流しのタクシーに乗車し旧市街に移動中,タクシーが横道に逸れたところで停車し,待ち伏せしていた3人組の男に車から引きずり下ろされ,羽交い締めにされて所持していたバッグを強奪された。
カ (窃盗)6月25日,邦人旅行者がリマ市内のバスターミナルで,鞄の盗難被害に遭った。
キ (置き引き)6月26日,邦人旅行者がイカからチンチャに長距離バスで移動中,バスのトランクに預け入れていた荷物を盗まれた。
 
2 テロ・爆弾事件発生状況
  アプリマック・エネ・マンタロ川渓谷(VRAEM)地域の一部地域では,引き続きテロリストと治安部隊との衝突が度々発生しており,非常事態宣言が延長されている。
一方リマ市内では,金銭を脅し取る目的で,脅迫相手宅前等に手榴弾等の爆弾を設置する事案が引き続き発生している。爆発物のおそれがあるものを発見した際は決して近づいたり触ったりすることなく,速やかに警察に通報し処理を委ねることが肝要である。
 
3 誘拐・脅迫事件発生状況
  リマ市では年少者を誘拐し親に身代金を要求する事案が発生しており,犯人は逮捕されているが,模倣犯には警戒する必要がある。
リマ市やカヤオ市内では,建設関連業者をはじめとする自営業者に対してみかじめ料を求める脅迫,恐喝,殺人事件が発生しており,脅迫の手段として銃弾を送付したり,上記2のとおり手榴弾等を関連施設等で爆発させるなど,凶悪化している。