マドレ・デ・ディオス州における水銀汚染:非常事態宣言の延長(9月25日まで)
平成28年8月3日
在ペルー日本国大使館
ペルー政府は,7月28日付官報にて,ペルー南東部のマドレ・デ・ディオス州で発生している違法鉱山採掘に起因する水銀汚染対策のため,同州に発令されている非常事態宣言を,7月28日から60日間(9月25日まで)延長する大統領令を公布しました。
同地域ではこれまでも,違法鉱山採掘業者が垂れ流した水銀による水質汚染が指摘され,社会問題になっています。また報道によれば,同州住民の41%が水銀汚染に晒されており,特に妊婦や子供への健康被害が懸念され,川魚(mota punteada(pez de agua dulce))については商取引や消費が禁止されています。
つきましては,今後,同地域への渡航・滞在を予定されている方,又は既に滞在中の方は,上記情勢に留意の上,同地域の川魚の摂取は控え,水分はペットボトルの水等で補給する等,御注意ください。