ジカウイルス感染症に関する注意喚起(WHO緊急事態宣言の終了。ただし,発生地域では引き続き予防に努めてください。)
在ペルー日本国大使館
1 先般,世界保健機関(WHO)が,ジカウイルスと小頭症及び神経障害に関する第5回緊急委員会を開催し,ジカウイルス流行地域における小頭症及び神経障害の集団発生について「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC, Public Health Emergency of International Concern)」の終了を宣言しました。
2 これを受け,外務省は,2016年2月2日以降発出を継続してきた感染症危険情報を取り下げました。
3 一方で,ジカウイルスは,妊娠中に感染すると胎児に小頭症等の先天性障害を引き起こす可能性があり,発生国・地域に渡航・滞在する際には,厳重な防蚊対策を講じるなど引き続き注意が必要です。
特に妊娠中又は妊娠予定の方は,可能な限り発生国・地域への渡航をお控えください。やむを得ず渡航する場合,既に現地に滞在している場合は,防蚊対策に努めるとともに,性行為感染等のリスクも考慮し,必要な対策を講じることをおすすめします。
4 また,ペルー国内でも,これまで220件(※)のジカウイルス感染例が確認されています。首都リマでは蚊に刺されたことによる感染例が確認されていませんが,蚊が増えてくるこれからの季節は,特に注意が必要です。
※主な感染例確認地域:カハマルカ州ハエン65件,ロレト州イキトス51件,同プンチャナ34件,同サン・フアン11件,ベレン5件,サン・マルティン州ユリマグア7件,同州トカチェ2件,トゥンベス州サルミジャ4件。
○厚生労働省HP(ジカウイルス感染症について)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html