株丹大使のイカ州出張

平成28年6月8日
株丹大使のイカ州出張
 
1 イカ州博物館に対する一般文化無償供与式
 
 2016年5月27日,イカ州博物館において,日本の一般文化無償供与式が行われ,当館からは株丹大使及び湯澤書記官が参加しました。
 この協力プロジェクトは,2007年にイカ州で大きな地震が発生しイカ州博物館にも被害が発生したことにも鑑み検討が開始され,平成24年度一般文化無償資金協力「イカ州博物館展示・保存機材整備計画」として日本からペルーへの援助として実施されました。
 この協力プロジェクトによって,強度の高い整理棚やLEDライト,免震台などの高性能の機材が日本から博物館に供与されました。この協力により,イカ州博物館は新しく生まれ変わり,同日に再開館を果たしました。
 このイカ州博物館が,日本とイカ州,ペルーとの友好関係の象徴なることを期待しています。
 
(式典における株丹大使挨拶(スペイン語)はこちら
 
開所式主賓席の様子。左から,エデゥアルドAPCI長官顧問,JICA近藤次長,湯澤書記官,株丹大使,デ・ラ・プエンテ文化副大臣,オルティス・デ・サバーヨス文化省イカ地方支部長,アルセ・イカ州博物館長。   株丹大使による挨拶。


 
     
デ・ラ・プエンテ文化副大臣による挨拶。   日本の協力を示すパネル。博物館正面入り口の中に設置されている。
 
     
デ・ラ・プエンテ文化副大臣と株丹大使。
 
 
    参加者,地元メディアによる館内視察の様子。
     
特に貴重な展示品については,本事業によって供与された免震台の上に設置されている







 
  特に貴重な展示品については,本事業によって供与された免震台の上に設置されている

 
     
  主賓,地元メディアによる館内の倉庫等制限エリア視察の様子。本事業により供与された整理棚が活用されている。
開館後数か月の間設置される予定のパネルには,本事業実施前後の比較写真が展示されている。    


2 イカ日系人協会関係者との意見交換
 
 2016年5月27日,イカ市において,株丹大使はイカ日系人協会のオカモト副会長及びウエカド理事と意見交換を行い,イカ州の情勢やイカ州における日系人の現状等について話し合いました。
 
左から,オカモトAPJ Ica副会長、株丹大使、ウエカドAPJ Ica理事 、湯澤書記官。