令和6年度現地メディア向け開発協力プレスツアーの実施(第1回)
令和7年2月24日



2月18日、現地メディア向けプレスツアーを実施し、新聞・テレビ3社5名の記者とカメラマンが参加しました。このプレスツアーは、日本の開発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やし、ペルー国民への情報発信を強化するために実施しました。今年度は、我が国の対ペルー国別開発協力方針の重点分野であり、長年にわたって協力を行ってきた“防災”をテーマとしています。
プレス一行は、ペルー国立工科大学(UNI)の付属機関である日本・ペルー地震防災センター(CISMID)を訪れました。我が国は、1986年から5年間に及ぶ技術協力「日本・ペルー地震防災センター」によって、日本人の専門家を派遣したほか、研究用機材を供与しており、CISMIDの設立に対して支援を行いました。CISMID設立以降は、日本への研修員の派遣、第三国研修、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)「地震・津波減災技術の向上プロジェクト」で、長年に渡り協力を実施してきており、2021年から実施しているSATREPS「地震直後におけるリマ首都圏インフラ被災程度の予測・観測のための統合型エキスパートシステムの開発」では、日本の研究者とCISMIDの研究者が、地震及び津波が発生した際に瞬時にインフラへの被害を予測できるよう、地震及び津波の観測手法及び被災程度のシミュレーションについて共同研究しています。
関連リンク:プレスツアー後にリリースされた報道(外部サイト)
・Perú y Japón se unen para crear plataforma que estima daños ante terremoto y tsunami
(邦訳:「ペルーと日本が地震・津波被害の推定を行うプラットフォームの構築のために協力」)(Andina社、スペイン語)
・Perú y Japón desarrollan plataforma con IA para estimar daños por terremotos y tsunamis
(邦訳:「ペルーと日本が地震・津波被害を推定するためのAIを用いたプラットフォームを開発」)(Andina社、スペイン語)